親のスマホの特殊詐欺対策|「+」の国際電話を止める設定

「親のスマホの特殊詐欺対策|「+」の国際電話を止める設定」を娘と母が一緒に確認する手書き風イラスト 設定とトラブル

※本記事にはプロモーションを含みます。

親のスマホに「+1」や「+44」から始まる電話がかかってきたら、出ないでください。

警察庁の特殊詐欺対策ページによると、令和7年中に特殊詐欺に使われた電話番号のうち、約75.5%が国際電話番号でした。犯人からの電話を受けないことが、いちばん確実な対策です。

先に書いておきます。私はまだ親の回線をahamoに変えていません。この記事は、警察庁・国民生活センター・ドコモ・ahamoの公式ページで確認した内容だけで書いています。

「結論:子がやっておくのは3つ」を娘と母が一緒に確認する手書き風イラスト

結論:子がやっておくのは3つ

1. 親に「+から始まる知らない電話には出ない、かけ直さない」と伝える

2. 警察庁推奨の無料アプリを入れる(国際電話をまとめて止められるのはAndroid)

3. 非通知を回線側で止める(ahamoでも無料)

親の家に固定電話があるなら、そちらの国際電話も無料で止められます。あとで書きます。

「+」から始まる番号とは

電話番号の先頭の「+」のあとの数字は、国を表す番号です。警察庁のページでは、「+81」は日本の番号で、それ以外の国の番号でかかってきた場合は注意が必要と説明されています。

国民生活センターも、海外からの知らない国際電話が増えているとして、「知らない海外からの電話はすぐ切る」「折り返さない」よう呼びかけています。相談事例には、無言電話のくり返しや、代金収納会社や電力会社を名乗るものが挙げられています。

親には、こう伝えておくと覚えやすいと思います。

「画面に+が出たら、出ない。かけ直さない。気になったら子に聞く」

1. 警察庁推奨の無料アプリを入れる

警察庁は、一定の基準に合う詐欺対策アプリを「警察庁推奨アプリ」として認定しています。警察庁のページに載っているのは次の2つで、ダウンロードも利用料も無料です。

  • 詐欺対策 by NTTタウンページ
  • 詐欺バスター Lite(トレンドマイクロ)

できることは、iPhoneかAndroidかで違います。警察庁のページの説明をまとめるとこうなります。

機能 使える端末
国際電話番号の発着信をまとめてブロック・警告 Androidのみ
特殊詐欺に使われた番号(国際電話番号を含む)の発着信をブロック・警告 Android・iPhone
警察庁からの防犯情報のお知らせ Android・iPhone

つまり、「+から始まる電話を全部止める」ができるのはAndroidです。iPhoneでは、詐欺に使われたと分かっている番号を止めたり警告したりする形になります。

なお「詐欺対策 by NTTタウンページ」は、警察庁のページの説明では、Android 10以降・iOS 15以降が対象で、iOS 17以下では警告表示のみとされています。親のiPhoneが古い場合は、入れる前に対応状況を確かめてください。

アプリは入れただけでは働かないことがあります。入れたあとに、アプリの案内どおりに着信の許可などの設定まで済ませるところが、子の出番です。設定方法は、警察庁のページから各アプリの説明に進めます。

2. 回線側で非通知を止める(ahamoでも無料)

警察庁は、携帯電話の対策として、スマホの着信設定の見直しもすすめています。挙げられているのは次の4つです。

  • 非通知の着信を拒否する
  • 番号を通知できない着信を拒否する
  • 電話帳に登録していない番号からの着信を拒否する
  • 留守番電話を使い、録音で相手が分かってからかけ直す

このうち非通知は、ahamoでも無料の「番号通知お願いサービス」で、回線側で止められます(「148」にかけて「1」を押す)。決まった番号をくり返し止めたいときは「迷惑電話ストップサービス」(無料・最大30件)も使えます。くわしくは下の記事にまとめました。

ドコモには有料のセキュリティサービス「あんしんセキュリティ」(月220円)もあり、迷惑電話対策の機能が入っています。ドコモのサポートページでは、ahamoでも利用できると案内されています。無料のアプリで足りない場合の選択肢です。

止めすぎない注意:病院からの電話まで止まる

警察庁が挙げている「電話帳に登録していない番号からの着信を拒否する」は、詐欺には強い設定です。ただし、病院や薬局、役所からの電話も同じように止まります。

この設定を入れるなら、かかりつけの病院・薬局・役所・介護の事業所などの番号を、先に連絡先に登録しておいてください。iPhoneの場合の設定と注意点は、別の記事に書きました。

留守番電話を使う場合、ahamoの留守番電話サービスは月330円のオプションです。初期設定では15秒で留守電に切り替わるなど、付ける前に知っておきたいことがあります。

実家に固定電話があるなら

固定電話は、国際電話の利用休止を無料で申し込めます。警察庁のページで案内されている申し込み先は次のとおりです。

方法 内容
電話 国際電話不取扱受付センター 0120-210-364(オペレーターは平日9時〜17時、自動音声は24時間)
Web 警察庁のページから申し込みページへ進める
警察署 手続きが難しい場合は、最寄りの警察署に連絡

ふだん海外の人と固定電話で話すことがない親なら、止めても困ることはまずありません。

あやしいと思ったら相談する

警察庁と国民生活センターが案内している相談先です。

  • 警察相談専用電話 #9110
  • 消費者ホットライン 188

親には「お金の話が出たら、払う前に必ず子に電話する」と約束してもらうのが、どの設定よりも効きます。

SMSで偽のサイトに誘導する手口もあります。こちらも合わせて見ておいてください。

よくある質問

「+」から始まる国際電話がかかってきたら、どうすればいいですか?

警察庁のページでは、「+81」は日本の番号で、それ以外の国の番号でかかってきた場合は注意が必要とされています。国民生活センターは、知らない海外からの電話はすぐ切り、折り返さないよう呼びかけています。警察庁によると、令和7年中に特殊詐欺に使われた電話番号の約75.5%が国際電話番号でした。

スマホで国際電話をまとめてブロックできますか?

警察庁推奨の無料アプリ(詐欺対策 by NTTタウンページ、詐欺バスター Lite)のうち、国際電話番号の発着信をまとめてブロック・警告できるのはAndroidのみです。iPhoneでは、特殊詐欺に使われた番号の発着信をブロック・警告する形になります。アプリは入れたあとに、着信の許可などの設定まで済ませる必要があります。

実家の固定電話の国際電話を止める方法はありますか?

警察庁のページによると、固定電話は国際電話の利用休止を無料で申し込めます。国際電話不取扱受付センター(0120-210-364)に電話するか、警察庁のページからWebで申し込みます。手続きが難しい場合は、最寄りの警察署に連絡するよう案内されています。

まとめ

1. 「+から始まる知らない電話には出ない・かけ直さない」を親と約束する

2. 警察庁推奨の無料アプリを入れて設定まで済ませる(国際電話の一括ブロックはAndroidのみ)

3. 非通知は「148」→「1」で回線側で止める(ahamoでも無料)

4. 知らない番号を止めるなら、病院などの番号を先に連絡先へ

5. 固定電話は 0120-210-364 で国際電話を無料で休止できる

迷惑電話を止めるサービスは、ahamoでも無料で使えます。ahamoの料金と使えるサービスは、公式ページで確認できます。



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