親が入院するとき、病院の中で携帯電話は使えるのか、病室で電話してよいのか、気になる人は多いはずです。電波環境協議会が公表している「医療機関における携帯電話等の使用に関する指針」で、場所ごとの考え方が示されています。
この記事は、電波環境協議会の公式ページと指針の本文で確認できた内容だけで書いています。私自身の経験談ではありません。
結論:指針は「全面禁止」ではなく、場所ごとに分けて考える形です。手術室や集中治療室などでは電源を切り、病室ではメールやWeb閲覧が使える、という整理です。ただし指針は、各医療機関がルールを決めるときの参考として示されたものです。実際のルールは、入院先の病院に確認します。
入院前に確認する順番
1. 病院の案内を見る
入院案内や院内の掲示
2. 病室での使い方を聞く
通話・メール・Web
3. 通話できる場所を聞く
待合室・ラウンジなど
4. 電源を切る場所を知る
手術室・検査室など
5. 親に伝える
マナーモードの設定も一緒に
1. 指針は何を示しているか
電波環境協議会の公式ページによると、この指針は平成26年(2014年)8月19日に公表されました。医療機関が携帯電話の使用ルールを作るときの考え方を示すもので、各医療機関が指針を参考に「合理的なルール」を定めることが期待されている、と書かれています。
指針の本文には、これまで各医療機関で独自にルールが定められてきたことと、ルールを検討・作成するときの参考として示すことが書かれています。そのため、病院ごとにルールが違う可能性があります。
2. 場所ごとの考え方(指針の本文)
| 場所 | 指針の書き方 |
|---|---|
| 待合室 | マナーに配慮しつつ、通話等を含めて使用可能とすることができる。医用電気機器から、設定された離隔距離以上離す |
| 病室 | 医用電気機器から、設定された離隔距離以上離す。メール・Web閲覧等は使用可能。多人数の病室では、通話等に制限を設けるなどの配慮が望ましい |
| 診察室 | 電源を切る必要はない。通話等は控えるべきだが、使用禁止ではない。医用電気機器から、設定された離隔距離以上離す |
| 手術室・集中治療室・検査室・治療室など | 携帯電話端末の使用は原則として禁止すべき。必ず電源を切る(または電波を発射しないモードにする) |
この表は指針の考え方を整理したものです。実際にどの場所で何ができるかは、病院が決めます。
3. 「離隔距離」とは
指針では、影響が懸念される医用電気機器から、携帯電話を1m程度離すことを目安とすることができる、とされています。ただし、各医療機関の試験結果によって、これより短い距離を設定することもできる、とも書かれています。病院によって決まりが違うのは、このためです。
注意:病院内の掲示や職員の案内が、この記事や指針より優先です。電源を切るよう言われた場所では、案内に従ってください。医療機器への影響など、医療に関する判断はこの記事ではしません。
確認できていないこと
- 入院先の病院ごとの実際のルール(確認できていません)
- 病院内の無料Wi-Fiやテレビカードなど、通信手段の有無(確認できていません)
- 面会時間や、面会者の携帯電話の扱い(確認できていません)
- 電波を発射しないモード(機内モード)の操作方法(確認できていません)
やることチェックリスト
- 入院案内で、携帯電話の使い方のページを見た
- 病室でメール・Web・通話ができるか聞いた
- 通話してよい場所を聞いた
- 電源を切る場所(手術室・検査室など)を親に伝えた
- 親のスマホの音が鳴らない設定になっているか確認した


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