※本記事にはプロモーションを含みます。
ドコモからahamo
へのプラン変更は、手続き自体は10分ほどで終わります。
ただしその10分のあいだに、いくつものサービスが自動で解約されます。ドコモは公式に「自動廃止」と書いています。そして、消えたデータは戻せません。
先に書いておきます。私はまだ親の回線をahamoに変えていません。この記事は、ドコモとahamoの公式ページに書かれている条件だけで書いています。

結論:先に1つだけ申し込めば、大半は防げる
プラン変更の手続き画面で「ドコモメール持ち運び」(月額330円)を申し込む。
これだけで、親の@docomo.ne.jpのアドレスも、ドコモ電話帳のクラウドデータも、そのまま残ります。
そして重要なのは、これが「あとから」は申し込めないことです。
ahamoの公式FAQには、こう書かれています。
プラン変更お手続き時に「ドコモメール持ち運び」(月額330円(税込))をお申込みいただくことで、現在利用いただいているドコモメールアドレスをahamoご契約後も継続してご利用いただけます。
― ahamo よくある質問
ドコモ側のページでは、さらにはっきり書かれています。「ahamoへのプラン変更後のお申込みはできませんのでご注意ください。」
つまり、手続き画面でチェックを入れ忘れた瞬間に終わりです。翌日気づいても、もう戻せません。
なぜ親のメールアドレスが重要なのか
子の世代は「メールアドレスなんてGmailでいい」と思いがちです。ですが親の@docomo.ne.jpは、たいてい次のような場所に登録されています。
- 銀行・証券・保険の連絡先
- 病院の予約確認
- 自治体からのお知らせ
- 公共料金や通販の請求通知
- 親戚や友人のアドレス帳に入っている連絡先
アドレスが失効すると、これらが静かに届かなくなります。派手なエラーは出ません。数か月後に「保険の通知が来ていなかった」と発覚する——これがいちばん怖いパターンです。
月330円は年間3,960円。ahamoとドコモの月額差で十分に吸収できますし、1〜2年かけて登録先を移し終えてから解約するという使い方もできます。
ドコモ公式が「自動廃止」と書いているもの
ドコモの「ahamoでご利用になれないサービス一覧」には、こう書かれています。
プラン変更お手続きの際、ahamoでご利用になれないサービスは自動廃止となります。蓄積されているデータが削除されるサービスがありますのでご注意ください。
― NTTドコモ「ahamoでご利用になれないサービス一覧」
データが消えるもの
| サービス | 何が起きるか |
|---|---|
| ドコモメール | アドレスが失効。クラウド上のメール履歴もすべて削除。復元不可 |
| ドコモ電話帳 | クラウド同期しているデータが消去(機種内の電話帳は無事) |
| クラウド保存 (スケジュール等) |
保存しているデータはすべて削除。復元不可 |
| メロディコール | 楽曲リストの設定が消去。再契約しても復活しない |
このうち上の2つは、「ドコモメール持ち運び」を申し込めば残ります。ドコモ公式も「『ドコモメール持ち運び』をお申込みいただくと、クラウドサービスも継続利用できます」と書いています。
親世代が契約している可能性が高いもの
ドコモ公式の一覧から、親の回線に入っていそうなものを抜き出しました。どれも申し出なしで自動的になくなります。
| サービス名 | ひとこと |
|---|---|
| ドコモ60歳からのスマホプログラム | シニア向けの特典プログラム |
| ゆうゆうコール | 長く使っている人向けの電話サポート窓口 |
| 転送でんわサービス | 固定電話や別番号への転送を使っている場合は要注意 |
| 一定額到達通知サービス | 使いすぎを知らせる通知。子が設定していることもある |
| あんしんパック/あんしんパックホーム | 光回線とペアで契約している場合 |
| ネットトータルサポート | 携帯回線とペアで契約している場合 |
| ケータイデータお預かりサービス お預かりプラス |
保存データは削除される |
| メールアドレス保管/電話番号保管 | |
| マルチナンバー/スピードモード | |
| iモード/spモード/mopera U | 関連サービスもまとめて廃止 |
最後の「spモード」が地味に効きます。spモードを前提にしている他のサービスも、連鎖して使えなくなります。ドコモ公式も「iモード、spモード、mopera Uなどをご利用の方は、関連サービスもあわせて廃止となります」と明記しています。
割引も、まとめて対象外になる
料金の話なので、ここは冷静に見ておく必要があります。ahamoに変えるとドコモ側の割引はすべて外れます。一覧に挙がっているものだけでも、これだけあります。
- みんなドコモ割
- ドコモ光セット割
- ずっとドコモ割
- dカードお支払割
- ハーティ割引
- いちねん割引/継続利用割引サービス
- はじめてスマホ割2、U15・U25・U30系の各種割引
だから比較するときは、「今の請求額」ではなく「割引を全部外した素の金額」と比べるのが正しい見方です。逆に言えば、割引を積み上げてようやく安く見えていた回線ほど、ahamoに変えたときの差が小さくなります。ここは正直に書いておきます。
ファミリー割引には、ややこしい例外がある
ahamoでも「ファミリー割引」そのものには申し込めます。ただし中身が違います。
「ファミリー割引」はお申込みになれますが、家族内の国内通話無料などの各種割引は適用されません。「ファミリー割引」グループ内の回線数にはカウントされます。
― NTTドコモ「ahamoでご利用になれないサービス一覧」
つまりグループには入れるが、ahamo回線には家族間の無料通話などの割引は適用されない。その一方でグループ内の回線数にはカウントされると明記されています。
ドコモ側の家族向け割引は回線数で金額が決まるしくみなので、親をahamoに移しても家族の頭数としては残ることになります。ただし「親との通話は無料のままだ」と思い込むと当てが外れます。ahamoには5分以内の国内通話無料が標準でついているので、そこでカバーする形になります。
帰省の前に、親に聞いておくこと
1.「@docomo.ne.jp のアドレス、どこかに登録してある?」
銀行・保険・病院・自治体。1つでも「ある」なら、ドコモメール持ち運びは必須です。
2.「電話帳はクラウドに同期してる?」
同期をONのまま変更するとエラーになります。事前にOFFにするか、持ち運びに入るかのどちらかです。
3.「60歳からのスマホプログラムに入ってる?」
入っていれば、変更と同時になくなります。
4.「電話の転送を使ってる?」
転送でんわサービスも自動廃止です。使っているなら代替を先に考えます。
5. 請求書の内訳を1枚見せてもらう
いちばん確実です。オプションと割引がそのまま並んでいます。
5番がおすすめです。親に口頭で聞くと「入ってない」と答えがちですが、明細を見ると入っていることがよくあります。
よくある質問
ドコモからahamoに変えると、@docomo.ne.jpのメールアドレスはどうなりますか?
何もしないとアドレスは失効し、クラウド上のメール履歴もすべて削除されて復元できません。プラン変更の手続き時に「ドコモメール持ち運び」(月額330円・税込)を申し込むと、ahamo契約後も継続して使えます。プラン変更後には申し込めないとドコモのページに書かれています。
ドコモからahamoにプラン変更すると、自動で解約されるサービスは何ですか?
ドコモの「ahamoでご利用になれないサービス一覧」では、ahamoで使えないサービスは自動廃止になると書かれています。本文では、60歳からのスマホプログラム、ゆうゆうコール、転送でんわサービス、一定額到達通知サービス、spモードなどが挙げられています。クラウド同期しているドコモ電話帳のデータも消去され、機種内の電話帳は無事とされています。
ahamoに変えると、ドコモの割引やファミリー割引はどうなりますか?
本文では、ドコモ側の割引はすべて外れると書かれています。みんなドコモ割やドコモ光セット割などが例に挙がっています。ファミリー割引には申し込めますが、家族内の国内通話無料などの割引は適用されず、グループ内の回線数にはカウントされます。
まとめ
ahamoへのプラン変更で怖いのは、料金の失敗ではありません。取り消せない消え方をするものがあることです。
とくに@docomo.ne.jpは、手続き画面を閉じた瞬間に選択肢がなくなります。逆に言えば、その1か所にチェックを入れるだけで、メールも電話帳のクラウドデータも守れます。月330円です。
料金の比較は、そのあとでゆっくりやれば大丈夫です。


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